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​渡部プロワンポイントアドバイス

BIO

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渡部琢磨プロProfile

当クラブ設立時から、永くお付き合いさせて頂いています。

一度覚えた名前は二度と忘れないで、必ず名前で呼んでくれます。


●コーチ歴 34年(コーチの心得●大きな耳 ●やさしい目 ●小さな口)
 

●戦  歴 1979年 全日本学生選手権出場、1980年 全日本学生選手権出場

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平行陣・雁行陣に
​おけるプレーヤーの役割編

 

ボレー編

サービス編

ストローク
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ストローク編

ストローク編

a.グリップによる打点、スウィング、体の使い方の違い


b.スタンスによる打点、体の使い方の違い
(1)クローズド・スタンス(図1)
  打点を前にする。前足に体重がほぼ全部乗っている状態でヒットする。打球後、後足は前足と並ぶ。
(2)スクエア・スタンス(図2)
  打点は普通。打つ方向に踏み込むイメージ。
(3)オープン・スタンス(図3)
  打点は後ろ。踏み込んでいない分、引きつけて後ろで打つイメージ。


c.両手のバランス
(1)フォアハンドは左手が斜め前に出る形でバランスをとり、フィニッシュでは左手でラケットをキャッチする。
(2)低いボールを打つ時は、左手を少し高い位置にしてバランスをとる。ただし、スライスで打つ時は左手を比較的低めにする。
(3)ヘソの高さ位のボールを打つ時は、両手共ほぼ同じ高さにする。
(4)肩の高さのボールを打つ時は、左手は少し低めにする。ただし、トップスピンで打つ時は少し高めにする。
(5)片手打ちバックハンド・ストロークは、振り出すまで左手でラケットを支え、スウィング開始と共に左手はその場から軽く反対方向に動かす。
(6)両手打ちバックハンド・ストロークは、テークバックで右肘を軽く伸ばして左肘を曲げる。フィニッシュでは右肘を曲げて左肘を軽く伸ばす。

d.足のバランス
(1)軸足で止まる時や、踏み込む時は踵から入り、つま先側で踏ん張る。
(2)踏み込み足に体重が乗って打つ時は、後足は内股になる様に回転運動しながらつま先立ちの状態で前足にすり寄る。(膝の送り)
(3)後ろに退がって打つ時は、サイド・ステップで後退し、スウィング開始と共に前足を上げて打つ。(十分に退がれた時は踏み込んで打つ)

e.両手打ちバックハンド・ストロークと

  片手打ちバックハンド・ストロークの体の使い方
(1)両手打ちバックハンド・ストロークは飛んでくるボールに対してヘソを隠し、スウィング開始と共にヘソが打球の方向に向くよう回転運動を行う。
(2)片手打ちバックハンド・ストロークは飛んでくるボールに対してヘソが全く見えないよう上半身を捻り、打ち終わった時には、ヘソは横向きの状態となる。

f.スライスショット
(1)片手打ちバックハンド・ストロークは、テークバックで十分上半身を捻り、インパクトまで捻りを戻す運動を利用し、打球後は回転を止めて打ちたい方向へスウィングする。すなわち、アウトサイド・インのスウィングで打つ。手首にしっかりと力を入れて打つ。
(2)両手打ちバックハンド・ストロークで、最後まで両手で握っている場合は小さくフォロースルーをする。
(3)フォアハンド・ストロークは手首を固定し、チョン切らないようにする。(チョップショットにならない)

  ストローク編ボレー編サービス編平行陣、雁行陣におけるプレーヤーの役割

ボレー編

a.ローボレー、ハイボレーでのラケット面、スウィングの違い
(1)ローボレーはラケット面を少し上向き(コンチネンタル・グリップで握る)にし、少しスライス回転をかける。少し横系のスウィング(フォアハンドは両肘が寄るイメージ、バックハンドは両肘が離れるイメージ、両手打ちバックハンドは左肘が寄るイメージ)で、体の横で打つ。
(2)ハイボレーはラケット面を垂直に近い状態にし、フラット気味に打つ。少し縦系のスウィング(ラケット面はかぶせない)で、少し体の近くで打つ。
(3)ミドルボレーはローボレーとハイボレーをミックスしたようなイメージで、斜め系のスウィングで打つ。(基本的には少しスライス回転をかける。)
(4)深呼吸をするような腕の形をそれぞれの高さに当てはめる。

b.踏み込み量の違い
(1)ローボレーは足音がしないようにソフトに、少し広めのスタンスにする。
(2)ハイボレーは足音がする位勢い良く、少し狭めのスタンスで歯切れ良く踏み込む。

c.両手のバランス(フォアハンドは打球後、両手を合わす。片手バックハンドは離す)

(1)ローボレー  
フォアハンド:両手共低めにセットする。
片手バックハンド:両手共低めにセットする。
(2)ミドルボレー 
フォアハンド:両手共ほぼ同じ高さ。強打する時は左手を少し低めにする。
片手バックハンド:打球後の左手は、右膝が深く曲がるため、右手よりも少し上にする。
(3)ハイボレー
フォアハンド:強打する時は左手を下にする。
片手バックハンド:打球後の左手は、右手が高い位置でボールを捉えるため、右手よりも少し下にする。
 

d.スタンス
(1)クローズスタンス :遠いボールを打つ時で、打点を少し前にする。
(2)スクエア・スタンス:距離が丁度良い時で、打点は普通の位置にする。
(3)オープンスタンス :近いボールを打つ時で、打点を少し後ろにする。

e.1歩で打つ
(1)相手のボールが物凄く速い時、軸足または踏み込み足のどちらかを出して打つ。
(2)1歩で届くローボレーの時に使う。

f.ボディショット
(1)ゆとりがない時は右足を1歩斜め前に逃がしバックハンドで取る。右肘を十分に曲げてラケット面がボールの後ろに入るようにする。ラケット面は上向きにする。
(2)右肩付近はフォアハンドで取る。左足を1歩斜め左前へ逃がし、右肘を十分に曲げて打つ。ストレートに打ち返す時はウエスタン・グリップで打つ。ラケット面は多少上向きにする。
(3)ゆとりがある時は2歩以上動いて打つ。サイドステップを使ってから打つイメージ。

g.ロブボレー
(1)打点よりも低い位置から斜め上方に向けて、少し上向きのラケット面でフラット気味に打つ。押し上げるイメージ。

h.ドロップボレー
(1)通常よりも上向きのラケット面(フォアハンドで打つ時はバックハンド寄りのグリップ、バックハンドで打つ時は、フォアハンド寄りのグリップ)で、少し立て気味のラケットを寝かせながらスライス回転をかけて打つ。
(2)ソフトに小さく踏み込む。

i.ハーフボレー
(1)すぐ近くでバウンドした時は、上方へ小さくラケットが上がるようにリストを使って打つ。体全体、余り大きな動きはしない。
(2)20cm以上前でバウンドした時は、斜め前方へ腕全体を動かして打つ。広めのスタンスで体重移動を行いながら打つ。
(3)バウンド「one」、ヒット「two」のリズムで打つ。

j.アングルボレー
(1)ゆとりのある時は、少し前でラケットをセットし、前寄りの打点で小さいスウィングで打つ。距離が出るとサイドアウトするので押さえて打つイメージ。
(2)ゆとりがない時は、ラケット面の操作で打つ。

  ストローク編ボレー編サービス編平行陣、雁行陣におけるプレーヤーの役割

サービス編

a.トス(ボールの持ち方、上げ方)
(1)ボールを投げる時と同じ握り方で持つ。
(2)ボールとラケット面を合わせる形でセットする。
(3)体の左斜め前付近で左腕を動かす。
(4)左肘を軽く曲げて胸の高さ位から左足の近くまで左腕を下げ、体重移動と共に頭の近くまで動かす。左腕が下り始めたらトスを上げる場所を見る。
(5)目の高さ位でボールを軽く離す。その付近で左肘を伸ばしていく。
(6)伸びた左手の掌にボールが落ちてくるのが基本。
(7)トスの時に、手首をなるべく使わないイメージ。
(8)トスの位置は、打点よりも30cmくらい高く上げる。

b.打点(球種とグリップ)
(1)フラットサーブ:頭上やや右前(コンチネンタル、イースタン・フォア、セミウエスタン・フォア)
(2)スライスサーブ:頭上やや右横(コンチネンタル、イースタン・バック)
(3)スピンサーブ :頭上やや左後(イースタン・バック、セミウエスタン・バック)

c.手首
(1)コンチネンタル、イースタン・バック、セミウエスタン・バックで握った場合は大きく手首を使って打てる。
(2)イースタン・フォア、セミウエスタン・フォアで握った場合は、手首を小さく使って打つ。
(3)球種によって使い分ける。

d.スウィングと体の使い方
(1)フラットサーブ:
トスアップと共に上体を反らし、戻す動きと横向きから前向きになる動きを合わせ、下から上、上から前方へ回内運動(注)を使いながらスウィングする。フォアハンド系のグリップで打つ時は余り大きく上体を反らさない。
(2)スライスサーブ:
フラットに近い打点で打つ場合は、フラットの動作を使いながら回内運動をせずに、上から切り下ろす。右にトスの位置をずらして打つ場合は、ボールの外側をこするイメージで斜めに振る。横回転を多くする時は、打点を体から遠く低めで横振りに近くなる。体の使い方も横向きから前向きの動きがメインとなる。
(3)スピンサーブ:
トスアップと共に大きく上体を反らし、サッカーのスローイングのイメージで上半身を反らして戻す動作を大きく使う。打点を少し落とし擦り上げるイメージで少し横向きを残すようにする。

e.スペシャルサーブ
ウエスタン・フォアで握り逆回転(アンダースピン)をかける。体はほぼ前向きで、少し上向きの面のまま上から下へスウィングする。
肩が回りづらい人、腕が上がりづらい人に向いているサーブです。
※羽子板遊びのような構えから上向きのラケット面のまま上から下へスウィングし、逆回転をかけるサーブ。

(注) 回内運動:ドアノブを回す時の前腕の動き。右手の場合は左回しが回内運動、右回しは回外運動。

  ストローク編ボレー編サービス編平行陣、雁行陣におけるプレーヤーの役割

平行陣・雁行陣におけるプレーヤーの役割編

1. 前衛の役割
イ.攻守のメリハリをつける 
前衛は攻撃担当であるが、状況に応じて守備を固めることも必要。相手後衛が打つ時にはネット前に詰めて攻撃態勢をとり、味方後衛が打つ時には下がって相手前衛の攻撃に備える。 
ロ.相手にプレッシャーをかける 
チャンスボールを待つだけでなく、相手にプレッシャーをかけてミスを誘うことも前衛の役目。相手後衛が打つ時にはネットに詰めて「ポーチに出るぞ」というプレッシャーをかける。 
ハ.チャンスボールを確実に決める 
つなぎ役の後衛がチャンスを作り、決め役の前衛がポイントすることが理想のダブルスの形です。そのためには決定力のあるボレーやスマッシュをしっかりとマスターする必要がある。

2.後衛の役割
イ.ミスをしない 
雁行陣の後衛は守備担当。いかに強いボールを打ち込むのではなく、いかにミスをしないでラリーを続けるかが大事。一発狙いのリスキーなショットは避け、安全第一の返球を心掛けること。 
ロ.相手前衛につかまらない 
相手コートに返球してもコースが甘いと相手前衛にボレーやスマッシュで攻撃されてしまう。いつも相手前衛につかまらないような工夫が必要で、最も安全なのは、ネット上空を通すクロスボールを打つこと。 
ハ.味方前衛を生かす
味方前衛が攻撃参加できるようにお膳立てするのも後衛の重要な役目です。ペースのあるボールで前衛に動くきっかけを与え、相手後衛をストロークで揺さぶり、相手コートにスペースを作って、前衛の攻撃参加を促す。 

3.各ポジションにおける基本的な役割

 

4.各ポジションにおける具体的な役割


 

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ボレー
サービス
平行陣・雁行陣
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